NECブロードバンドソリューションセンター

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6月10日澁澤ゼミは企業視察としてNECブロードバンドソリューションセンターに伺いました。セキュリティと生産性の両立を図ったマネジメントスタイルなど、NECが行うブロードバンドソリューションサービスを見せていただきました。


この展示場は、近年、以前ほど活発でない日本企業の業績に対して、活性化を促そうと志向することを理念としている。「個を生かす経営で、日本のビジネスに元気を取り戻す」といった目標が掲げられているのだ。イノベーションを受けて生産性を伸ばし、それによって不況下の悪い状況を打破しようとしている。
 
携帯電話にNEC独自のアプリケーションをダウンロードして、情報漏洩を未然に防ぐ、「クライアント総合ソリューション」。これは、データをサーバ側に集約させることでセキュリティ強化を目指すものだ。このシステムは企業内のPCでも取り扱われ、社内のPCはHDDを持たず、サーバ上で一括管理されたデータを用いて仕事を行う。もちろん地震など、突発的な災害にも対応できるようになっている。現在使用中のデータは、災害などによる停電が起こった場合でも、保存作業と同時に待機サーバにて同期したデータの保存が行われる。この待機サーバは安全な遠隔地にて管理されるのが好ましい。これにより素早い業務活動の復帰を目的とするのが「高速ディザスタリカバリソリューション」である。
こういった大切な情報を守るためには、人為的・物理的な情報漏洩からも、機密を守る努力が必要だ。それが「フェイジカルセキュリティ」、ICカードを用いたセキュリティレベル・業務分野別の入退室管理だ。特に上位のセキュリティには顔による認証を用いて、不審者をシャットアウトし、アラートを鳴らすことで警備員に報告する。この顔画像は読み込まれるたびに過去のデータに上書きされ、経年劣化による顔の変質という問題をクリアするという。
この顔認証の技術は、ユビキタスマーケティングにおける「性別・年齢層自動推定システム」にも用いられる。これは、例えば、映画館やコンビニエンスストアで、どの映画に(時間に)どの年齢・性別の人が興味を示してやってくるかを、高い精度で判別することができる。POSシステムはレジ打ちをする人の主観で、結果が変わってしまう。また、入力する情報の項目は多いにしても、毎回打ち込むのは多少面倒だ。この自動推定システムは、場面によっては、既存のシステムに代わる新しい技術として、とても有用性があると言えよう。
今回の視察でNECが今どのようなことに取り組み研究しているのかが分かった。ビジネスモデルは興味のあるものばかりで、社員も生き生きとしていた。如何にしてコストを抑えリスクを回避し、且つ顧客を獲得するかを考え、ITを利用するか。これからの日本企業はそれ無しでは生き残れないと実感した。今後のNECの動きから目が離せない。
文責 大畑香織・八尾龍之介