気になるコトバ 「トレハロース」

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知らず知らずのうちに、様々な食品を通して私たちはトレハロースを口にしています。よく知らないけど、身近にある… そんなトレハロースについて調べてみました。


○トレハロースとは
 トレハロースは砂糖と同じの天然糖質で、砂糖の約45%程度の甘味を持っている。毎日の食卓に並ぶ食べ物にもたくさん含まれていて、日本国内で年間2~3万トン、1日1人あたり0.4~0.9g食べていると推測されている。抽出する方法が難しく高価なものだったが、近年デンプンからの安価な大量生産技術確立され、様々な用途に用いられるようになった。
○所在
 トレハロースは、自然界の多くの動植物や微生物中にある。動物ではエビや昆虫類に含まれている。多くの昆虫の血糖はトレハロースであり、ブドウ糖に変えて活用している。植物ではひまわりの種子、イワヒバ、海藻類などに含まれている。菌類のキノコにもトレハロースは含まれており、干し椎茸をお湯あるいは水に浸すと、元の状態にもどる働きもトレハロースの働きである。その他にも細菌のキノコやパン酵母や酒酵母などの微生物にも含まれている。
○特徴
 乾燥や凍結から食品を守り、タンパク質・炭水化物・資質などの品質保持効果で野菜・果物の変色を抑制したり、野菜のシャキシャキ感を保ったりする働きがある。矯味矯臭効果もあり、苦味や渋味、さまざま臭いなどを抑えたりするなどの効果がある。また、摂取することで、破骨細胞の働きを抑え、カルシュウムの体外への流出を抑え、骨そしょうの改善が期待できる。
○使用されているもの
 冷凍・レトルト食品、アイスやヨーグルト、ジュース、お菓子などお店で売られているものに多く使用されている。最近ではレストランでも評価され、使用しているところもある。また、食品など口にするものだけでなく、保湿成分として基礎化粧品や入浴剤や防臭効果の繊維、植物活性剤などにも幅広い分野で利用されている。
○まとめ
 トレハロースを利用した各種の研究も急速に増え、様々な場面で使用されるようになった。今後ともさらなる機能解明、用途開発が期待されている素材である。今日からあなたも原材料表記をチェックしてみてはいかがでしょうか。
文責 山脇 奈緒
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