NECブロードバンドソリューションセンター

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6月28日、澁澤ゼミはNECブロードバンドソリューションセンターへ視察を行いました。ブロードバンド環境と情報システムを融合し、ビジネススタイルの革新をするため、NECの提唱するUNIVERGEを用いたソリューションサービスを見せていただきました。


○UNIVERGEとは?
オフィスでの業務効率化、生産性向上からビジネススタイル革新をすべく、NECによって提唱された、ITとネットワークとの統合ソリューションを実現するための、製品群のブランド名である。企業内、企業間の連帯強化や、顧客への対応力の向上を図ることで、生産性を上げ、企業力の向上を目的としている。今回見ることはできなかったが、2004年から実際にUNIVERGEを用いている様子をリファレンスオフィスとして公開している。
○オフィスブース
近年、情報主権は供給側から顧客側へ移り、顧客が要求するサービスは業種・業界の区分にとらわれない非常に高度なものとなった。この顧客のニーズやアイディアをビジネスにつなげるため、顧客と直接コミュニケーションをとり、実際に商品開発につなげていく様子を見せていただいた。
1.顧客から情報収集
コールセンターに寄せられた顧客からの問い合わせを音声認識ソフトでテキスト化し、顧客管理システムで情報別にデータベース化する。音声認識ソフトの認識率はとても高く、また、顧客管理システムもテキスト化された文章から正確な文脈を判断し、データを振り分けるとのことだった。これにより、データマイニングが容易になる。
2.社内ブログから情報収集
ブログは掲示板と異なり、情報が整理されている。他の部門のアイディアを参照することができるため、グループの縛りが無くなり、自由な意見交換を行うことができる。
3.Web会議
従来の電話と同じ機能を使える上に、カメラを用いて8人までのフェイストゥフェイス会議が可能。同じ資料を立ち上げることができ、その場で作り直す様子も表示される。
4.ソフトフォンで報告
ソフトフォンを用いることで、遠隔地での報告も可能となり、コスト削減につながる。
○フィールドブース
2007年問題や少子化、労働環境の変化により人材確保が困難になっている。現場とオフィスをつなぐ事で柔軟な時間を扱えるようになり、人材に確保につながる。自宅や現場でオフィスと同じようにIT、ネットワークを利用しながら作業を行うことができる、時間や場所にとらわれない働き方の様子を見せていただいた。 持ち帰ったパソコンで自宅から社内ネットワークに入り、社内と同じ作業環境で仕事をする。パソコンには端末認証とパスワードでの認証により、セキュリティを保っている。社内ネットワークにアクセスしたパソコンからソフトフォンを開くと、社内にいるように相手の在籍情報がわかる。顧客リストや、交渉中の案件についても社外で確認することができる。
また、携帯電話で社内ネットワークに入ることもできる。メール、業務システム、文章管理など、パソコンが利用できない環境でも、作業することができ、生産性の向上と、業務スピードのアップ、柔軟な雇用形態による人材確保を図ることができる。
○セキュリティブース
企業を取り巻く多様なリスクに備える各種ソリューションを、一連の業務の流れに沿って、情報漏えい対策のポイントとともに紹介していただいた。情報漏えいが多発している理由は紛失、盗難、管理ミスであった。 オフィスセキュリティの面では、社員証にFeliCaを使用することで、入室状況の管理や入室範囲を制限する。さらに映像解析により、不審なものに対してはアラームがなる。また、さらに認証を高めるにはIDと「顔」で管理するバイオメトリスクでの二重の認証をかけることができる。二重の認証はパソコンに用いることで、確実な本人認証ができ、不正使用の防止ができる。
○新世代ブース
市場の成熟化により企業を取り巻く状況が変わり、顧客中心の市場に変化した。モノとサービスを組み合わせ、より高い付加価値サービスを提供するためのユビキタス技術を紹介していただいた。NGNを活用したサービスとして、新しいコミュニケーションの形をワインショップと旅行会社を例に紹介していて頂いた。NGNを使ったサービスはまだまだ実用性が無い様に感じたが、これらが実現することで本格的なユビキタス情報社会が実現するのだろう。
○まとめ
社会変化により人々の働き方にも変化が起こっている。今回の視察で企業がワークスタイルの変化にどのように対応しているのかということを学ぶことができ、とてもよい経験になった。そのなかでも、携帯電話、モバイルネットワークを活用したソリューションは大変興味深かった。今後さらに端末の回線速度が向上することで、業務の効率化が図られるのではないだろうか。
文責 小城