第1回 電通e-MarketingOne 北沢氏

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毎年就職先人気上位である大手広告代理店・株式会社電通。今回、澁澤ゼミでは北沢氏をお招きし、広告業界のトップならではの企業戦略についてわかりやすく講義して頂ました。


毎年就職先人気上位である大手広告代理店・株式会社電通。今回、澁澤ゼミでは北沢氏をお招きし、広告業界のトップならではの企業戦略についてわかりやすく講義して頂ました。
電通
○電通の概要
電通はセールスプロモーション、広告代理店(作った広告を売る会社)である。
電通が広告業界において強者である理由は、常に新聞、雑誌、テレビ、ラジオといったマスメディアをおさえているからだ。
 
○電通の戦略
電通はまず、効率良く物を売るには、購買層を予想し、その商品に付加価値を付け、消費者に「すごく欲しい」という心理を抱かせる。
例として発泡酒(135円)を取ってみよう。
1キリン淡麗 2アサヒ本生 3スーパーマグナムドライといった銘柄を見てみると、
1のキリン淡麗はブランド戦略で値段を下げず、3のスーパーマグナムドライは「マグナムドライ135円」と宣伝した。
そこで電通は、2のアサヒ本生を「10円値下げしました」と宣伝した。
実際、すべての発泡酒の値段を把握しきれていない消費者は、「10円値下げしました」と言われると、とても心に響くそうである。つまり、これが付加価値である。
私たち消費者は「知らないメーカーよりは、知っているメーカーを買いたい」という心理を持っている。そこで電通は、知らないメーカーの商品をより多く売る為には『一番安い値段』を付けることをクライアントに要求する。
では次に、パソコンを例にとってみよう。
まず、誰に買って欲しいのか顧客データーを絞る。そして「ターゲットを30代男性」とする。
なぜなら、この層の人たちはインターネットで買い物をすることに慣れているからだ。そしてネット上での広告量を増やすことによってイメージを定着させる。
そして店頭ではない、新聞や雑誌などといった『手元に残る広告メディア』で再び思い出させ、購買意欲を喚起させる。
○宣伝はテレビが最善とは限らない?
そしてまた意外なことに、商品を売りこむ戦略方法については、テレビで宣伝するよりもラジオで宣伝したほうがむしろ高いものが売れたりもするそうである。
なぜなら、テレビは片手間に見ていることが多い一方で、ラジオは暇な時に聞いている人が多いからだそうだ。
また、広告には二つの戦略があるそうだ。それは、A案「かっこいい」・B案「解りやすい」といったものであり、それら二つの案が同時に出た場合、とりあえずA案・B案両方のコンセプトを検討した上で、反応の良い方を残すそうである。
○まとめとして
ここにあげたような例は、広告業界における戦略全体のほんのごく一部に過ぎず、実際の現場ではより多くの戦略を駆使して広告活動を展開している。
文責 鈴木(雄)